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負傷者続出の乱戦にジラルディーノが終止符。カターニャ撃破でボローニャが今季ホーム初勝利
日本時間の昨夜行われたカンピオナート第6節カターニャ戦は、4-0でボローニャが圧勝しました。
Curci(45′ Agliardi)
Garics, Natali, Antonsson(50′ Carvalho), Morleo
Taider, Perez(64′ Pazienza), Guarente
Kone, Diamanti
Gilardino
Agliardi, Motta, Carvalho, Cherubin, Sorensen, Abero, Pazienza, Pasquato, Pulzetti, Gabbiadini, Gimenez, Acquafresca
ペスカーラ戦、シエナ戦と押し込みながら勝ちきれず。それどころかシエナには勝ち点3を献上してしまったボローニャ。
今日は試合開始から両チームとも気持ちの入ったプレーで、ゲームを盛り上げます。
ボローニャはサイドを広く使った攻撃、逆にカターニャはロングボールからのカウンターで互いのゴール前に迫るという白熱の試合展開。
共に惜しい場面を作り出す中で先制したのはボローニャでした。
19分、右サイド深いところからのクロスが反対サイドに流れ、それをグアレンテがダイレクトでドン!グアレンテの左足から放たれた強烈なミドルは、一直線にカターニャゴールネットへ。グアレンテはボローニャ移籍後初のゴールでした。
その後はカターニャのペースとなり、押し込まれる場面も目立つものの、移籍後初出場となったクルチとディフェンス人が最後のところで粘ってゴールを許さず。
逆に40分、ガリッチからのロングフィードが前線で待つジラルディーノの元へ。
ペナルティエリア内で相手デイフェンダーを背負いながらそのボールを受けたジラは、落ち着いてゴールキーパーの股間を射抜き、ダッラーラにヴァイオリンの音が響き渡ります。
前半終了直前にクルチが負傷交代する誤算があったものの、最高の形で後半へ。
後半、同点を目指して攻勢を強めたカターニャに対して、ボローニャは受け身にまわります。
ほぼハーフコートで攻め立てられ、アリヤルディが大奮闘。
加えて50分にはアントンソンを肩の負傷で欠き、いよいよ防戦の色が濃くなりますが、この流れを断ち切ったのはやはりロッソブルのヴァイオリニストでした。
55分、自陣からのロングフィードでジラルディーノが抜け出しキーパーと1対1。このチャンスは防がれてしまいますが、このプレーで得たコーナーキックを再びジラ様が頭で沈め3-0。
得点直後にペレスが負傷交代でこの日3人目の怪我人が出ると、すぐさまアリヤルディも足の不調を訴え、スコアほど精神的なゆとりはありませんでしたが、この後訪れた再三のピンチをアリヤルディが気持ちで防ぎ、そんな彼を何とか助けようと攻撃陣はカウンターでカターニャを押し戻し続け、そして95分。
カウンターからディアマンティがクッキアイオ。バーに当たった跳ね返りをコネが押し込み、試合はそのまま終了。
ボローニャでは珍しい4-0という大量得点で今季のホーム初勝利を手にしました。
試合ハイライトは、Bologna FC TV にて。
なおこの試合でクルチが右足ふとももを肉離れ、アントンソンが左肩の打撲、ペレスは左足ふとももの肉離れでそれぞれ途中交代、アリヤルディも筋肉の痙攣を訴えていましたが、選手交代枠を使い切った後だったために、最後までそのままプレーしています。
4選手の怪我の程度などは近日中に検査結果が出るとのこと。
またこの試合でボローニャ初出場を果たしたクルチは、804人目のロッソブル公式戦出場者に、初ゴールを記録したグアレンテは411人目のロッソブルゴールスコアラーとして、それぞれ名を連ねました。
グアレンテ
「最高のパフォーマンスをしながら、それ相応の報いを得られなかったあとだけに、本当に欲しかった結果だ。私のキャリアでハッピーな時を過ごしているとは言いがたいけど、得点をあげたときは本当に幸せだったよ。ボローニャは多くのことを私に望んでくれているし、私もいつもここで応えたいと思っている。だからこのシャツを着てもっと良いプレーをしていると願ってるんだ。他の多くの仲間たちと同じようにね。そして日曜ごとにミステルが選手起用に困るようにさせたいね。我々もボローニャのためにベストを尽くせる人が選ばれることをよく知っているんだ」
ドッピエッタのジラルディーノ様
「チームに一体感があるよね。僕はすべての仲間たちが好きだし、このグループに来たことはとても重要な事実だったと思うよ。シーズンのはじめは正直もうあんまり覚えてないんだ。フィジカルは良いし、これからも今日のようなプレーを続けたいね。ここで僕はパーフェクトな環境を見つけたよ。僕は本当のホームだと感じているし、ファンも快く受け入れてくれた。ティフォジのみんなは僕に”ベッペ シニョーリに属してる”なんてチャントも歌ってくれるしね。お世辞だろうけど(笑)。とにかく素晴らしい観客たちだよ。でも今はもうフィレンツェ遠征のことを考えているよ」
ピオーリ
「いくつかの難題はまだあったけど、ホームにこの結果をもたらせた。正しい立ち振舞をできたからだろう。ペスカーラ戦とシエナ戦は、内容にふさわしい功績よりも少ないものしか得られなかった。すべてのボーイズたちの価値は示せたのではないだろうか。この勝利はすべてのティフォジたちに捧げたい。今はもうカンピオナートのことを考えている。我々のシーズンの目標は、我々の道を築き上げることだからね。」
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