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逆転でボローニャがフィオレンティーナを下す

日本時間の今朝行われたカンピオナート第26節フィオレンティーナ戦は、2-1でボローニャが勝利しました。

Curci
Motta(73′ Garics), Antonsson, Cherubin, Morleo
Perez(48′ Taider), Krhin
Diamanti, Kone, Gabbiadini(70′ Christodoulopulos)
Gilardino

Agliardi, Lombardi, Abero, De Carvalho, Naldo, Guarente, Pazienza, Pasquato, Moscardelli

前半、最初にビッグチャンスを迎えたのはボローニャでした。
相手ディフェンダーがもたつく間にボールをかっさらい、そこからパスを受けたガッビアディーニがエリア外目からミドル。シュートはフィオレンティーナのゴール左隅に鋭く飛んで行きますが、惜しくもポストに阻まれゴールはならず。
そして最初のピンチはその直後のプレー。
自陣ペナルティ付近で細かく崩され左サイドのリャイッチから「後は押し込むだけ」という優しいクロスが送り込まれますが、それをクアドラードがミスをし、失点を免れます。

その後は一進一退の攻防に。
ワイドに展開し、早さを見せるヴィオラの攻撃に押し込まれ気味も、ボローニャも左サイドを中心に2、3度大きなチャンスを作るなど必死の応戦。
しかし先制点を奪ったのはフィオレンティーナでした。
27分、カウンターから大きく開いた右サイドへボールが渡り、数的不利を作られると、綺麗な形で崩され左サイドのリャイッチへ。フリーでボールを受けたリャイッチが難なく沈めて、1点ビハインドを負います。

先制を許したボローニャでしたが、そこでガタッと崩れず、その後もファイティングポーズを崩さぬまま後半へ。

前半を1点でしのいだボローニャは、後半に入ってゲームの流れを掴みきります。
攻撃の中心には常にディアマンティ。運動量豊富にピッチ上を駆け回り、左サイドでボールを受けた時には、鋭い弾道のクロスを連発。
55分に左サイドで得たフリーキックのチャンスも、アリーノは逃しませんでした。
低く鋭角な孤を描いたボールがモッタの頭にピタリと合って、ボローニャが同点に追いつきます。

押し気味にゲームを進める中、ピオーリも早め早めの交代策で勢いを助長。
同点のまま迎えたゲーム最終盤はいよいよ押せ押せの展開になると、86分、ガッビアディーニに代わってピッチに入ったフリストドゥロプーロスが、ゴール前の混戦の中からぶち込み、ついに逆転。

”ジーザスクライスト”プーロスはこの日がボローニャデビューでしたが、見事にゴールで自らの初出場を祝います。
そして試合はそのまま終了。
残留へ向けて大きな大きな3ポイント手にしました。

試合ハイライトは、Bologna FC TVにて。

なお、この試合で同点弾をあげたマルコ・モッタはボローニャ414人目の公式戦スコアラーに。
またフリストドゥロプーロスは、ロッソブルのシャツを着て戦った812人目の戦士になるとともに、モッタに次ぎ415人目の公式戦得点者となりました。

采配ピタリのピオーリ
「多くの難しい局面を作り出す強敵を相手に素晴らしいゲームだった。我々は集中しなければいけなかったが、それができていた。前半は苦しんだが、それでもいくつかチャンスは作れていた。後半はずっと勇気があふれ、正しい立ち振る舞いができていた。40ポイントを手にすることはイージーではないが、今日のスピリットと決意があれば成し遂げられると確信しているよ。今日がはじまりだ。今はカリアリ戦のことを考えている」

移籍後初ゴールのモッタ
「僕にとってとても重要なゴールだね。大きな信頼を寄せてくれているコーチに感謝したい。我々にとって重要で難しいゲームの中で、チームに貢献できてうれしいよ。今日はとても重要なステップだけど、日曜日のカリアリ戦も同じようにプレーしないとね。今日は特に試合を決定付けたティフォジたちに感謝しているよ」

ジラ様
「カターニャ戦の後、自分たち自身へ変化を与えたかった。今日はうまくいったね。イタリアでも一番いいサッカーをしている敵を相手に、誇りを持って乗り越えられた。後半はより情熱的だったし、そしてホームで鍵となる3ポイントを手に入れられたね。でも今は日曜日に向けて再装弾している。今日と同じように重要な試合になるだろうからね」