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退場者4人の乱戦制して、ボローニャが7試合ぶりの勝利

日本時間の昨夜行われたカンピオナート第13節パレルモ戦は、3-0でボローニャが勝利。久しぶりに3ポイントを手にしました。

Curci(38′ Agliardi)
Antonsson, Sorensen, Cherubin
Garics, Perez, Taider, Morleo
Diamanti(81′ Guarente)
Gabbiadini(59′ Paponi), Gilardino

Agliardi, Lombardi, Radakovic, Abero, Pulzetti, Krhi, Pazienza, Kone

会長の交代、監督解任、ネガティヴな話題ばかりが紙面を賑わった今週のボローニャ。
負ければ解任というプレッシャーの中、「彼らを信じている」と送り出したピオーリのボーイズ達は立ち上がりから気持ちが入っていました。
ボローニャらしい縦への早い攻撃を軸に、腰が引けたような戦い方ではなく、前への意識を強く持った獰猛な戦いぶり。
とりわけジラルディーノの気合いはすさまじく、その闘志がボローニャの大砲に火を付けます。
そして23分、ペナルティエリアすぐ外でボールを受けたジラが、相手を背負いながら反転して逆サイドへシュート。気持ちの篭ったボールは勢い良くパレルモゴールのネットに突き刺さり、ボローニャが先制します。
その後も右サイドを中心にアタックを続けたボローニャは、前半終了間際にも右サイドからの展開。
鋭い放物線を描いたガリクスのクロスを相手選手がハンドしてペナルティをゲット。これをガッビアディーニが落ち着いて決めて2-0。
途中、クルチを負傷交代で失うアクシデントはあったものの、ほぼパフェークトな結果で試合を折り返します。

後半も勢いは衰えず、いきなり迎えた最初のチャンスでボローニャはペナルティをゲット。ゴール前に抜け出したジラルディーノを倒したウイカニにはレッドカードが掲示され、得たペナルティもアリーノがきっちりと決めて、後半開始早々にボローニャがほぼ勝利を手中に収めます。

その後は数的有利を生かしながら、ボールを回し……といきたいところでしたが、ここから試合は荒れ気味に進んで行きます。
パレルモはウイカニに続き、後半28分にバレット、37分にラブリンと、次々に退場者を出し、ボローニャも34分にタイデルが2枚目のイエローを受けてピッチを後に。結局後半40分の段階でボローニャは10人、パレルモは8人で戦う酷い状況でした。

試合はそのまま3-0で終了。9月30日の6節、カターニャ戦以来7試合ぶりにボローニャが白星を手に入れました。

試合ハイライトは、Bologna FC TV にて。

なお前半途中でベンチに退いたクルチは、右足大腿部の負傷で、近日中に検査結果が出るとのこと。
また後半にレッドカードをもらって退場したタイデルも試合中に左手を負傷。検査の結果、左手首の骨折が判明し、近日中に手術を受けることが発表されています。ただ箇所が手ということもあり、術後の経過が良ければ、サスペンション明けには戻れるだろうと、クラブは見解を示しています。

ピオーリ
「我々は小さなミスを犯し、それが違いを生んでいた。ミスをするたびに代償を支払っていたが、それは続けることはできないと確信していた。今日、我々は素晴らしい闘志と強い決断力を持っていたし、試合を決めた最後にはこのエピソードを功績として固めることもできた。このまま仕事を続けなければいけない。道はまだまだ長いのだから」

移籍後初ゴールをあげたガッビアディーニ
「ボローニャのシャツを着て初めてのゴールは嬉しいよ。でも特にチームに貢献できたのがね。僕たちはこの結果を必要としていたし、勝利の喜びを失ってたからね。僕たちはいつも試合でベストを尽くしてたけど、過去にはいくつか不運な出来事を強いられてたからね。でももうジェノアへの旅を考えないとね。これを続けることが重要だから。カンピオナートはまだ長いし、1試合、1試合考えていかないと」

モルレオ
「こんな日が来ることを一ヶ月以上も待っていた。我々は何をかけても勝利を望んていた。この勝利で、降格の上に行けるしね。今日は沢山のスペースを見つけられたし、そこに攻撃を伸ばせた。でもここからすぐに今日のような試合を続けなければいけないね。相手をリスペクトしつつ、恐れをなくして」

ガッビアディーニが初ゴール © Bologna FC

3点目はディアマンティ © Bologna FC

先制はこの人 © Bologna FC

__ 2012/11/19

Cara Bologna

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