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ミランと激闘演じ、気迫のドロー決着
日本時間昨夜23時から行われたレガカルチョ第15節ミラン戦は、終始気迫溢れるプレーで堂々と闘い抜き、2-2のドローに持ち込みました。
Gillet
Crespo, Portanova, Raggi, Morleo
Casarini (1’st Perez), Mudingayi, Kone
Ramirez (31’st Taider), Diamanti (38’st Cherubin)
Di Vaio
A disp: Agliardi, Loria, Vantaggiato, Acquafresca
このところ形になってきた4-3-2-1のシステムをこの日も採用、トップ下にはディアマンティとラミレスを並べました。
ズラタンによる挨拶代わりの弾丸フリーキックがバーを叩き、試合開始後いきなりヒヤっとする場面が訪れますが、ボローニャはすぐに落ち着きを取り戻し、早い寄せからボールを奪ってショートカウンターという形で少しずつリズムを作っていくと、11分。
ディアマンティのロングフィードで、ミランのディフェンスラインの裏へと抜け出したディヴァイオが、アメーリアと1対1。カピターノがフワっと浮かしたボールはアメーリアの頭上を越えて、そのままゴールへ。
3試合連続となるディヴァイオのゴールでボローニャが先制します。
このまま試合はボローニャペースに・・・・・・なりそうなところでしたが、先制からわずか5分後、ロッソブルのバイタルでボールを受けたセードルフが振り向きざまにシュート。右足から放たれたボールは矢のような勢いでゴールネットに突き刺さり、あっさりと同点に。
ボローニャの流れになりかけていた時間帯だけに痛い失点でしたが、気迫で勝るボローニャは少しずつペースを掴んでいきます。
ミランの際どいシュートはジレ神が止め、攻めてはカピターノ、ディアマンティ、ラミレスがチャンスメイク。ボローニャらしい展開のまま、前半終了間際にはディアマンティのフリーキックをセードルフが手に当てますが、ペナルティは取ってもらえず試合は後半へ。
後半もボローニャの動きは良く、CLの連戦疲れが見られるミラン相手に、一歩も引かない闘いぶり。
キレの戻ってきたカピターノがミランディフェンス陣を苦しめ、ラミレス、ディアマンティの両レフティーが好機を演出。
しかし後半26分、オフサイド崩れで切れ込んだズラタンを倒したとして主審はペナルティを宣告。
「そもそもオフサイドだし、ズラタンに触れてないし」前半にペナルティを取ってもらえなかったこともあり、余計にロッソブルボーイズたちの憤慨募る中、逆転弾を献上しますが、すぐにボローニャのティフォージたちが雄たけびをあげます。
ミランの中盤とディフェンスラインの間でボールを受けたディアマンティが、利き足とは逆の右足でシュート。
怒りと気合いが乗り移ったボールはアメーリアの手を弾いてゴールネットへ。
叫ぶディアマンティ。飛ぶディアマンティ。何度もこぶしを振り上げるディアマンティ。
ディアマンティィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
試合はそのまま2-2のドローに終わりましたが、王者相手の堂々たる闘いぶりに、ダッラーラを埋め尽くしたロッソブルの観衆はいつまでも拍手を送り続けていました。
ハイライト映像は、Bologna FC TV にて。
ピオリ監督
「素晴らしいゲームだった。本当に嬉しいね。強いフィジカルでプレスをかけてくる相手に、我々は勝利目指して最後までトライしていた。レフリーのジャッジには何も言わないよ。ロッキはいいレフリーだ。ポジティヴだったりネガティヴだったりする日もあるからね。とにかく我々は素晴らしいパフォーマンスだった。こういう内容を続けられれば、我々にとって今日の結果は大きなドローになるだろう。ディヴァイオのゴールも嬉しいね。彼はいつもベストが出せるトレーニングをしている。偉大なプロフェッショナルだ。今日の美しい結果を、家族を亡くした我々のトレイナー Francesco Perondi に捧げたい。我々はいつも近くにいるし、愛情で彼を包むよ」
グアラルディ会長
「沢山のペナルティがありながらも頑張ってチームのパフォーマンスを誇りに思うし、嬉しいね。・・・以後、審判への恨みつらみw」
3試合連続ゴールとなったディヴァイオ
「僕たちはリーグを通してより強くなってきたね。今日もタフになると知っていたけど、よくディフェンスできていたし、チャンスもいくつか作れていた。何回か判定の間違いはあったのは事実だけど、最終的には相応のドローに辿りつけたからね。今日は試合終了までずっとポジティヴなパフォーマンスだったし、これをピッチ上で続けないといけない。連続ゴールはボローニャの全ての人々に捧げるよ。ここのクルヴァの元で得点を決めることは、ほんとうにとても興奮するんだ」
コッパイタリアでボローニャデビューを果たし、この日もチャンスをもらったクレスポ
「チーム全体として良いパフォーマンスだったんじゃないかな。いくつかミスジャッジもあったけど、最後までみんなと諦めずに闘えたし、偉大なミランから重要な1ポイントも獲得できたからね。リーグでも出られて嬉しいよ。チャンスを待っていたし、コッパイタリア要員かなとも思ってたし。このままチームもポジティヴな成績を残し、自分にとっても幸せなことが続くことを願っているよ」
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