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ディヴァイオのイタリア通算200ゴールで、シエナから3ポイント奪取
日本時間の昨夜行われたレガカルチョ第14節シエナ戦は、前半にあげたディ・ヴァイオのゴールを守りきり、久しぶりに3ポイントを確保しました。
Gillet
Raggi (7’st Garics), Portanova, Antonsson (18’pt Cherubin), Morleo
Pulzetti, Mudingayi, Casarini
Ramirez (22’st Crespo), Diamanti
Di Vaio
A disp: Agliardi, Taider, Gimenez, Acquafresca
コネの出場停止を受け、この日はディヴァイオの下にラミレスとディアマンティを並べる4-3-2-1をチョイス。
怪我からの復帰後、ポジションを無くしていたディアマンティでしたが、久しぶりのスタメン起用でその存在感をいかんなく見せつけます。
序盤から果敢なドリブルでシエナディフェンス陣へと切り込み、シュートを浴びせ、ボローニャの攻撃にリズムをつけていくと、28分、ペナルティエリア内で受けたボールをヒールスルーパスでディヴァイオへ。これをディヴァイオがゴール左上へと突き刺し、ボローニャが先制します。
ディヴァイオはこのゴールで、イタリアでのキャリア200ゴールを達成(内訳、セリエA 135ゴール、B 34ゴール、コッパイタリア10ゴール、ヨーロッパのカップ戦で1ゴール、他のトーナメントで20ゴール)。
そのディヴァイオをアシストしたこの日のディアマンティはとにかくスーペルで、バンバン仕掛け、ドンドンシュートを放ち、ボローニャ攻撃陣を一人で牽引。
守ってはこの日も輝くジレ神が神憑り的なスーパーセーブなどでシエナの決定機を防ぎ、1点リードのまま後半へ。
後半もディアマンティのスーペルさは陰りを見せず、何度もシエナゴールを脅かしますが、ボールはゴールの枠をかすめ続け得点は奪えず。
追加点の奪えぬまま、試合は時間の経過とともに重さを増していき、ロッソブルのラインは徐々に後退。ミスも相次ぎ、守勢にまわされてしまいます。
際どいシュートがボローニャゴールを襲い、ジレ神も大忙し。
ボローニャの反撃はディアマンティの個人技に限られ、試合終了間際はほぼ一方的に攻められるなど、かなり苦しい状況でしたが、何とか最後まで耐え抜き、12月最初のマストだった勝ち点3をどうにかこうにか手にしています。
試合ハイライトは、BOLOGNA FC TV にて。
なおこの試合は負傷者などが相次ぎ、前半17分には右太ももの違和感でアントンソンがケルビンに交代。
後半7分にはラッジがガリクスに代わりましたが、これはインフルエンザによる体調不良でストップがかかったとのこと。招集メンバー入りしながらベンチから外れたクリンも、インフルエンザにかかっていたようです。
また後半22分にラミレスは筋肉に軽い疲労を訴え、大事をとってクレスポと交代でベンチに退いています。
ピオリ監督
「タフな相手にみんながケアしあいながら、集中してやってくれて嬉しいね。我々はベストを尽くせたね。リーグはまだまだ長いけど、ポジティヴな結果を収穫できただろう。このチームが持つ素晴らしいスピリットを、私は心から信頼しているんだ。今日は我々の欲すべきものが手に入ったし、ダッラーラでの勝利を祝福したいね」
古巣対決となったポルタノーヴァ
「エクセレントな相手に後半は気持ちこめて闘えていたね。フットボールはエピソードを作るけど、今、チームメイトと良いゲームが出来て興奮しているよ。マルコのゴールはとても嬉しいよ。あれはグレートなアシストをしたディアマンティからの、2度も決定機を防いでくれたジレからの、共に最高のゲームをしてくれたケルビンからの、そしてリーグデビューとなったクレスポからの……そうチーム全体から生まれたものだよ!!!」
この日のゴールがイタリアでの通算200ゴール目だったディヴァイオ
「僕の200ゴール、ここのクルヴァの元でできたこと、重要な勝利に貢献できたこと…。色んな理由で素晴らしい日になったよ。今まで2、3回しかホームで楽しめていないファンのためにもやりたかったし。この結果が残留争いに大きいのは分かっているよ。後半はちょっと苦しんだけど、最後までみんな一緒に闘い続けられたからね」
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