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ディ・ヴァイオ先制ゴールもカリアリと分ける
日本時間の昨夜から行われたレガカルチョ第13節、カリアリ戦は後半30分にディ・ヴァイオが先制点を奪うも、直後に同点弾を浴び、1-1のドロー決着に終わりました。
Gillet
Raggi, Portanova, Antonsson, Morleo (1’st Cherubin)
Pulzetti (37’st Garics), Krhin, Casarini
Ramirez, Kone; Acquafresca (17’st Di Vaio)
A disp: Agliardi, Taider, Diamanti, Gimenez
怪我のペレス、出場停止のムディンガイに代わって中盤を務めたのはクリンとカザリーニ。
不振の続くエースをスタメンから外し、アクアフレスカの下にコネとラミレスを並べ4-3-2-1のシステムで新境地にトライした一戦でしたが、序盤から低調な内容が続き、攻撃の形がまったく作れません。
ラミレスとコネの個人技で何とかチャンスを生み出そうとするも厚みのあるアタックは展開できず、前半の見せ場はジレの奮闘だけ。
後半開始からモルレオに変えケルビンを入れるも、流れは変わらず。
ジリジリとした展開にたまらずディ・ヴァイオをピッチに送り込むと、ペースは徐々にボローニャの元へ。
すると30分、コネのパスをペナルティラインやや外の左サイドで受けたディヴァイオが、カットインする形で右足のシュート。惜しくも相手ゴールキーパーに弾かれますが、直後のコーナーキック、一旦は相手ディフェンダーに阻まれるも、そのこぼれ球をラミレスがダイレクトでクロス。天才レフティーの意表を突いたプレーに相手ディフェンスが混乱し、クリアミス、ボールが転がった先には、悩める我らがカピターノがいました。
ディヴァイオの今季二点目に、チームメイトはみな駆け寄り、ベンチの選手も集まり、ムードは最高潮でしたが、神様は時として意地悪で。
35分、自陣右サイドからの相手FKの対応を巡り、相手選手を倒してしまい、ペナルティを献上。これを決められ、結局試合はそのまま終了。
獲ってほしい選手が獲った先制点、しかも時間が時間なだけに、痛い痛い同点弾、ドロー決着となってしまいました。
ハイライトは、BOLOGNA FC TV にて。
しっかりと先発フル出場で役割を果たしたクリン
「今日はハードなファイトをしなきゃならないって分かってた。それはできたんじゃないかな。ホームに3ポイント持って帰りたかったし、ほとんど達成出来てたんだけど……あんなばかげたペナルティないよ。今日は決して諦めない姿勢が大事だと思ってたし、それは見せられたと思う。自分のパフォーマンスには満足している。コッパイタリアのときより良かったんじゃないかな。毎日ピオリから多くのことを学んでるんだ。攻撃面を良くすることだけじゃなく、守備面を含めた両面で頑張れるよういつもトライしているよ。また呼ばれた時に自分を見せられるようしっかり準備しなきゃね」
復活の兆しが見えるディ・ヴァイオ
「難しい一週間の後だけに、今日の結果は大きな成果だと思う。これはチームのモラルあるレスポンスからきたものだよ。我々は苦しんでいたけど、決して諦めはしなかったから。これからもこの結果を続けないとね。ゴールは・・・沢山ミスしていたから・・・これが新しい始まりだと願ってるよ。この長い間支えてくれた多くの人、ワイフ、娘たち、家族、チームメイト、クラブ、すべてのボローニャの人に感謝したい。ゴールはいつも新しい興奮を与えてくれる。35歳でも続けられるのはそのためなんだよ。自分でも理解しがたい5秒間の幸せのためにトライするんだ。ゴールは言葉で言いつくせない感覚を僕に運んでくれる。また得点し続けられることを願ってるよ」
ピオリ監督
「今日のゲームは両チームとも審判によってナーバスで難しいゲームになってしまったね。多くのミスでハードファイトなゲームとなってしまった。前半はカリアリの方が良かったかもしれないが、我々はペースをマネージメントできていたからね。ラミレスのビッグチャンスもあったし。あの時点で最高の結果をホームに持ち帰ることができたんじゃないかと。ペナルティは本当に最悪だ。Nanggolan は二回の警告を受けていてもいいはず。コネのシャツを引っ張った場面は明らかにイエローだろ? あれが正しくジャッジされていたらゲームは変わっていた。ただチームのプレーは本当に良かったよ。グレートスピリットだったし、意思も決断力も素晴らしかった。マルコのゴールは嬉しいね。彼は我々のカピターノだ。途中出場してもいつも決意に満ちている。今週は過密日程だったが、答えは出せた。チェゼーナまでの連敗は止められたし、この結果を続けなければいけないね」
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