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ディアマンティの一撃でカリアリを沈め、40ポイントに到達

日本時間の今朝行われたカンピオナート32節、ダッラーラにカリアリを迎えての一戦は、後半にあげたディアマンティの先制点を守り抜き、1-0で勝利。大きな3ポイントを手にしています。

Gillet
Raggi, Portanova, Cherubin
Pulzetti, Mudingayi, Perez, Morleo(79′ Sorensen)
Diamanti(87′ Kone)
Gimenez(61′ Ramirez), Acquafresca

Agliardi, Sorensen, Loria, Kone, Taider, Ramirez, Belfodil

ここ4試合勝利がなく、前日にはレッチェが勝利し、残留ラインとの差が3ポイントに縮まった中での一戦。
ナイトゲームのダッラーラには発煙筒の光が揚々と上がり、「ここが大一番」の雰囲気でゲームははじまります。
スタンドの空気に後押しされたロッソブルの面々は、立ち上がりから気持ちのこもったプレーでゲームを支配。
中でもディアマンティは、ディヴァイオ、ラミレスを欠いた攻撃陣を一人で引っ張ります。中央でサイドでボールを受け、時に散らし、時には自ら持ち込み、チャンスを幾度も演出。
得点こそ奪えず前半はスコアレスに終わりますが、終始押し気味のまま後半を迎えると、54分。
相手ペナルティエリア外のやや左サイドで得たフリーキックから放たれたディアマンティのボールは、美しい放物線を描いてカリアリのゴールマウスへ。
叫び興奮しながらベンチへ駆け出し、ユニフォームを脱いだディアマンティのアンダーシャツには「I LOVE HSIEH」。
この大事な試合で愛妻へのメッセージが必要だったのかは疑問ですが（笑）、とにもかくにもボローニャは先制に成功します。
このまま2点目が奪えてしまえば楽な試合でしたが、そう簡単にいけば残留争いに巻き込まれているはずもなく。前半から飛ばしていたボローニャは徐々に運動量が低下していき、次第に押し込まれる展開に。
後半半ばからはひたすら耐える状況が続き、時に繰り出すカウンターは押し上げる人数も少なく、ガストンの個人技頼み。
最終盤はイエローカードが乱れ飛び、小競り合いが勃発、挙句ピオーリ監督が退席処分という荒れた展開になりますが、逆にそれらの要因がボローニャの魂に火を付け、守備への一体感を生み、ミスがありながらも最後の最後まで虎の子の一点を必死に守り抜き、是が非でも欲しかった3ポイントをダッラーラで獲得しました。

試合ハイライトは、BOLOGNA FC TVにて。

なおこの試合でカピターノを務めたポルタノーヴァが、ボローニャでの100試合出場を果たしました。

退席したピオーリに替わってコメントしたJames Murelli コーチ
「どんなことがあってもこの結果を探していたし、望んでいた。今夜の勝利は一歩前に進むためにとても重要だったが、でもまだ十分じゃない。すぐにシエナ遠征のことにフォーカスを当てなければ。また別の難しさがあるからね。それにしても最後のラッシュは今シーズンベストで、準備していたことだ。我々は素晴らしい情熱を持った仲間たちと共にトレーニングしているからね」

今日も何度となくピンチを防ぎ、相手選手との接触で胸を負傷しながら最後まで守り続けたジレ神
「今日のゲームはレッチェから離れる極めて重要なものだった。勝利のために自分たちのベストを出せたんじゃないかな。タフになるだろうと分かっていたし、凄く苦しむことも予想できた。でも3ポイントが我々をジャンプアップさせてくれたし、勝利は今、金の価値があるよ。後半は強い風にも苦しんだし、カリアリもフィジカルが良かったからね。強く当たられた？　うん、コッスに、後半だけで2度もね」

自身のロッソブル100試合出場をキャプテンマークを巻き、勝利で飾ったポルタノーヴァ
「ボローニャに、そしていつも愛情を示してくれるクルヴァに感謝している。とても嬉しいし、このシャツを着て多くの試合で戦えたことを誇りに思う。これからももっと増えていくことを願うよ。今日はとてもタフなゲームだったが、最後まで闘い、ディアマンティの功績で苦しみが解消されたね。順位的にもとても大きな勝利だろう」

メインスタンドで観戦してたディヴァイオは大興奮！